大腸カメラ・大腸内視鏡検査

大腸カメラ検査(大腸内視鏡検査)について

大腸カメラ検査(大腸内視鏡検査)について便潜血検査で異常が見つかった方、腹部に症状が現れている方を主に対象としている検査です。
大腸がん、大腸がんになるリスクをはらむ大腸ポリープ、腸炎、大腸からの出血などを早期に発見し、治療へとつなげる重要な検査です。小さなポリープや早期がんであれば、検査時に切除を行うことも可能です。
食生活の変化などから増加傾向にある大腸がんですが、早期発見・早期治療を行えば9割程度の方が完治に至っており、「もっとも完治しやすいがん」とも言われています。40歳を越えられた方、大腸がんになったご家族・ご親族をお持ちの方には、定期的な大腸カメラ検査をお勧めします。

※また様々な病気により大腸切除、直腸切除を行われた方、人工肛門を造設された方も検査が可能です。

当クリニックの大腸カメラの特徴

苦痛の少ない大腸カメラ検査

苦痛の少ない大腸カメラ検査強い苦痛をイメージされることが多い検査ですが、当クリニックでは、状況に合わせて鎮静剤と鎮痛剤を適切に組み合わせておりますので、痛みや苦痛は最小限に抑えられます。(※個人差があります)

大腸ポリープの切除が可能

小さなポリープや早期がんであれば、検査時に切除してしまうことも可能です。

最新の内視鏡検査機器

当クリニックでは、フジノン社製スコープによる大腸カメラ検査を行っております。痛みを最小限に抑えた、検査が可能です。

日本消化器内視鏡学会専門医による内視鏡検査

当クリニックでは、日本消化器内視鏡学会専門医が内視鏡検査を行っております。現在も積極的に学会や研究会に足を運び、日々研鑽を積み重ねております。経験、技術、知識、そして最新の内視鏡検査機器の活用により、痛みの少ない、確実で安心の検査を行えるよう努力しています。

内視鏡洗浄器による徹底した衛生管理

当クリニックでは、日本消化器内視鏡学会が定めたガイドラインに準じ、内視鏡を使用するごとに、1本ずつ手洗い、専用の洗浄機での洗浄・消毒を行っております。衛生管理に万全を期しております。

大腸カメラ検査はこんな方におすすめです

下記項目に1つでも当てはまる方は、定期的に大腸カメラ検査を受けられることをお勧めします。

  • 腹痛、膨満感のある方
  • 赤黒い大便が出ることがある方
  • 下痢と便秘を繰り返す方
  • 便が細くなったという方
  • 40歳を超えている方
  • 大腸ポリープがある方、あった方
  • 便潜血検査で異常があった方
  • アルコールをよく飲まれる方
  • 大腸がんになったご家族、ご親族をお持ちの方

大腸カメラ検査で発見できる病気

  • 大腸がん
  • 大腸ポリープ
  • 潰瘍性大腸炎
  • クローン病(炎症性腸疾患)
  • 虚血性腸炎
  • 感染性腸炎
  • 大腸憩室症

など

大腸カメラ検査の流れ

1事前の診察

大腸カメラ検査では、事前に外来を受診していただきます。当院では、お電話からの事前の外来診察予約が可能です。
※事前の外来診察:患者様の状態確認、下剤のお渡し、下剤の飲み方の説明など
また、事前に受診いただくことで、医師の診察および説明を受けることができます。これにより、最も安全かつ安心な状態で内視鏡検査を受けることができます。特に糖尿病薬を内服されている方は、事前の受診をお勧めします。

📞0798-23ー6755

鎮静剤の使用を希望される方は、検査後に車の運転ができないため、その点を考慮して準備をお願いします。
また、激しい腹痛や吐血・下血など、緊急治療が必要と思われる方は、近隣の救急病院を受診することをお勧めします。

2検査3日前

検査3日前から、きのこ、こんにゃく、海藻、根菜など、消化に時間のかかるものはお控えください。

3検査前日

検査前日は21時までに夕食をお済ませください。以降も飲み物の摂取は構いませんが、アルコールはお控えください。就寝前に下剤を服用していただきます。体調調整のためにも、早めの就寝をお願いしております。

4検査前準備(約3時間)

朝食は抜いていただきます。お水、お茶、ジュース等、水分の摂取は構いません。ご予約いただいた時間にご来院ください。
ご自宅、もしくは院内にて、腸を洗浄するためのお薬を1~1.5リットル飲んでいただきます。
その後、必要に応じて鎮痛剤を使用します。

5検査(約10~15分)

肛門より、スコープを挿し入れ、検査を行います。

6検査後の安静(約1時間)

鎮静剤と鎮痛剤を使用した場合には、意識が覚めるまで30分~1時間程度、院内にて安静にしていただきます。

7検査結果の説明(約15分)

意識がはっきり覚めたあと、検査結果を詳しくご説明いたします。

その他大腸カメラ検査についての注意事項・補足事項

  • 検査当日の所要時間は、腸洗浄~検査結果のご説明までで、約5時間です。
  • 高血圧や糖尿病などの治療中の場合は、検査前に医師にお申し出ください。
  • 普段服用されているお薬がある方は、事前にお伝えください。また、おくすり手帳をご持参ください。
  • ごく稀に、鎮痛剤の影響で検査後の説明を忘れてしまうことがあります(逆行性健忘)。後日再度ご説明いたします。
  • 大腸ポリープ切除を行った場合は、10日程度、アルコールや香辛料など刺激が強いものの摂取、激しい運動、飛行機への搭乗は控えてください。
  • 大腸カメラ検査と同時に、胃カメラ検査を受けていただくことも可能です。

大腸カメラ検査の料金(健康保険で3割負担の方の場合)

内容 料金
初診料、内視鏡検査に必要な薬剤、血液検査 2,500円 ~ 4,000円
内視鏡検査(検査のみ) 約5,000円
内視鏡検査(細胞検査を行った場合) 上記に加えて5,000円
おおよそ5,000円 ~ 12,000円となります。
ほとんどの方で15,000円程度となります。
大腸のポリープ切除を行った場合は、25,000円 ~ 30,000円程度必要となりますので
ポリープ切除の説明を受けられた方は検査当日にご用意下さい。
TEL:0798-23-6755
一番上に戻る